会社員3年目の自分が、フリーランスエンジニアになった理由

フリーランスになるために準備すること

「フリーランスエンジニアになる!!」と決めたのは、会社員になって2年目の28歳の時でした。そこから半年の時間をかけて準備し、29歳の始めでフリーランスエンジニアになりました。

会社員として働いた2年半はとても、有意義で社会人・技術者として多くの事を学びました。しかし、結果として会社員を辞めてフリーランスエンジニアになる事を決めました

この記事では、「会社員を辞めてフリーランスエンジニアに成った理由」に付いて記載します。

1⃣(理由1)収入を増やしたい

やっぱり収入UPです。会社員の頃の給与は、24万円/月+残業代。当時の開発現場は、残業は当たり前だったので、月の収入は30万円を超えてました。そのため、社会人2年目の新人にとって、この収入は満足できる金額でした。

でも、ある日ネットで、「年収(100万単位)ごとの人口の割合」についての記事を読んだとき、ショックを受けました。自分の年収は、必ずしも高い方ではなく、むしろ下から数えた方が早いランクだったのです。もちろん、2年ちょっとの新人なので、年収が低いことは分かっていたつもりでしたが、実際に目の当たりにすると、それなりにショックでした・・・。そこから、どうすれば、収入を上げる事が出来るのかを考えるようになりました。

選択肢としては4つ。

 ① このまま、同じ会社で頑張って出世する
 ② 会社を作る(起業する)
 ③ IT系の大企業に転職する
 ④ フリーランスエンジニアになる

①は「収入が上がっても、それほどの金額UPが期待出来ず」、②は「そもそも起業できる程、経験やコネがない」ので、選択肢からは外れました。

残りは③or④。普通ならば、③が一番現実的な選択肢でした。しかし、④のフリーランスエンジニアになる事を決めました。理由は、「収入のアップ度が、③よりも高い」と判断したからです。そして、その判断は、今でも間違ってなかったと思います。

ただ、金額だけが、フリーランスエンジニアになった理由ではありません。それ以外の理由については、2⃣と3⃣をご覧ください。

2⃣(理由2)自分の意志を反映した仕事をしたい

会社員としての働き方は、保障・安定の面でとても素晴らしい制度です。会社に所属する事で、給与は必ず支払われますし、雇用保険があるので、たとえ会社を辞めても、一定期間お金をもらう事ができます。

一方、フリーランスエンジニアは、案件があれば収入はありますが、案件が見つからないと収入はゼロです。また、案件が見つからない期間の金銭的な保障もありません。

それでも、フリーランスエンジニアを選びました。理由は、「案件を自分の判断で選ぶ事ができ、また案件の参加期間を自分で決める事ができる」。つまり「自分の意思を、仕事に反映できる」事でした。

もちろん会社員も、自分の意思を仕事に反映できます。しかし、フリーランスエンジニアと比べると、その自由度は低いのではと思いました。安定か、自由か・・・を考えた時、自分に合ってるのは、「自由」となりました

3⃣(理由3)会社の外の世界を見てみたい

「会社の外の世界を見てみたい」・・・好奇心です。そして、その好奇心が、上記1⃣と2⃣の理由のベースになったと思います。

一般的に、社会人になると、会社員(パート、アルバイト)として組織に所属して働くケースが多いです。フリーランス(個人事業主)として働く人の数は増えていますが、その数は会社員と比較して圧倒的に少ないと思います。

会社員の時から、フリーランスの働き方がある事は知っていて、「組織に所属しない働き方ってどんな感じだろう??」って、漠然と思っていました。ただ、その時は、フリーランスはイラストレータとかデザイナーに限った話で、エンジニアは関係ないと思っていました。

そのため、フリーランスエンジニアという働き方がある事を知った時に、一気に興味を持ちました。「ただただ、会社の外の世界を体験したい。」その思いが、フリーランスエンジニアになった一番の大きな理由になったと、今は思います。

4⃣ 実際にフリーランスエンジニアなってどうか

上記の理由からフリーランスエンジニアになりましたが、実際にフリーランスになってどうか・・・。

フリーランスエンジニアになって14年が過ぎましたが、今まで一度もフリーランスエンジニアになって後悔をしたことはありません。むしろ、フリーランスエンジニアになって良かったと思っています。

フリーランスになって、収入はアップしましたし、自分の意思を仕事に反映出来るようになりました。また一方で、案件探し・確定申告・孤独感など、いろいろ大変・辛い事もあります。正直、心が凹んでモチベーションんが下がる事も沢山ありました。しかし、それら辛い事も含めて、人として・フリーランスエンジニアとして成長できていると感じています

まとめ

働き方は、いろいろな形態があります・・・会社員、パート、契約社員、そしてフリーランス。大切な事は、フリーランスエンジニアになる事では無く、自分に合う働き方を見つける事だと思います。

自分の働き方を探している方にとって、この記事が少しでも、今後の働き方の参考・きっかけになれば嬉しいです。