自分が、フリーランスエンジニアになって良かった事

フリーランスになるために準備すること

「フリーランスエンジニアになる!!」と決めたのは、会社員になって2年目の28歳の時でした。

そこから半年の時間をかけて準備し、29歳でSES型のフリーランスエンジニアになり、そこから10数年が過ぎました。フリーランスエンジニアなってから、いろいろなプロジェクトに参加し、うれしい事・辛い事など様々な経験をしました。フリーランスエンジニアになって、良かったか?失敗だったか?、一言で言うのは難しいですね。

この記事では、「フリーランスエンジニアになって良かった事」について記載します。

1⃣ 収入UP!!

1年目で2倍に。フリーランスエンジニアになった一年目の収入は、会社員時代の2倍になりました。

初めて報酬が銀行口座に振り込まれた時は、驚きと嬉しさで舞い上がりました。「本当に、こんなに振り込まれるなんて・・・!」。もちろん、契約を締結した段階で、支払われる金額は知っていたのですが、どこか半信半疑で。「本当に、この(契約)金額をもらえるのだろうか・・・」と言う感じでした。

なので、実際に、契約金が振り込まれた時は、「フリーランスエンジニアになって良かった!」と確信しました。

2⃣ 自分の考えで案件を選べる

自分で希望の案件を選ぶことができる。フリーランスエンジニアは、自分で仕事を探す必要があります。ただ、自分でお客さんに直接営業をするのでは無く、エージェントやSES企業(営業担当者)に案件を紹介してもらいます。

案件を紹介してもらう時に、「自分の案件についての希望」を伝え、その内容に沿って、エージェントやSES企業(営業担当者)は、案件を紹介してくれます。そして、紹介された案件から自分の希望により近い案件を選択し、案件参加に向けてお客さんと調整を行います。

案件の希望内容の例としては、金額、技術(PG言語、クラウドなど)、業種、場所 などがあります。

自分が希望する内容の案件に参加できるので、責任感やモチベーションが上がり、やる気UPに繋がります。ただ、希望した内容と実際の案件の内容にズレが生じる事もあるので、その辺は注意が必要ですね。

とは言え、自分の希望に沿って、案件を選ぶ事が出来るのは、フリーランスエンジニアの魅力の1つですね。

3⃣ 自分の都合で案件を変更できる

自分の希望・都合に合わせて案件を変更する事ができる

フリーランスエンジニアは、希望案件を選べるだけではなく、自分の希望・都合に合わせて案件を変更する事が可能です。もちろん、自分の好き勝手に辞めるのではなく、お客さんや関係者(エージェント、営業担当者)と調整の上です。

自分の都合で案件を変更できる主なメリットは、以下の通りです。

  • 新しい(自分が挑戦したい)技術が出てきた場合、案件を換えて新しい技術に挑戦できる。
  • 人間関係が上手く行かず、自分の力を発揮出来ない案件を抜ける事ができる。
  • 他に金額が高い案件がある場合、乗り換えることができる。

もちろん、次の案件への乗り換えが失敗するリスクもありますが、そこはエージェントやSES企業の営業と相談しながら、リスクを回避する様にしましょう。

4⃣ 案件の合間に長期休暇を取れる

2か月、3ヵ月の休暇は当たり前。フリーランスエンジニアは、案件に参加している時は、お客さん(案件オーナ)の会社のルールに従って、日々の業務を行います。そのため、会社員のように朝決まった時間に出社(在宅の場合、PCログイン⇒作業開始連絡)し、業務をこなし、退社(在宅の場合、作業終了連絡)をします。なので、パッと見「なんだ、フリーランスエンジニアって、ほぼ会社員じゃん」ってなります。

しかし、フリーランスエンジニアの真価は、案件が終わった(契約終了)の時に発揮されます!!。それが、長期休暇です。

一つの案件(契約)を終了し、次の案件に入る前、休みたいなと思ったら、自分の判断で休むことができ、また休暇期間も自分で決める事ができます。なので、2ヵ月、3ヵ月、半年と、超長期間の休暇をとれて、そして自分のタイミングで仕事に戻る事ができます。

もちろん、「休む==収入ゼロ」となるので注意が必要ですし、事前に関係者(エージェント、SES企業の営業)へ連絡が必要です。でも、その程度の注意、調整で長期休暇を取ることができます。

長期休暇の最中に旅行や勉強など普段中々できない事をやり、スッキリして又は成長して仕事に戻る。この点は、フリーランスエンジニアのメリットとなと思いますね。

5⃣ 自分のアイデンティティになる

自分とは・・・の一つの答えになります。「みんなと一緒だと安心します。でも、人と違っていたい・・・」と思うのは自然です。アイデンティティ(自分とは)は、生きる上でとても重要な要素になります。

そんな時に、「フリーランスエンジニアとして仕事をしている」事も、一つのアイデンティティになるのかと思います。そして、そのアイデンティティが、自分の1つのアピールポイントにもなりますし、自分の自信に繋がります。

私自身にとってのフリーランスエンジニアは、「自分とは」を表現する要素の一つになっています。「フリーランスエンジニア==アイデンティティ」と考える事で、仕事へのモチベーション・責任感の維持に繋がりますし、日常の生活の一つの基盤になっていると感じます。

6⃣ 会社の良さを知った

会社員は、素晴らしい制度。

フリーランスエンジニアは、「保証」がないですし、確定申告などの作業を自分で行う必要があります。一方、会社員には、雇用保険、雇用保証、有給休暇などの「保障」や、経費処理や源泉徴収など会社による「サポート体制」がしっかりしています。それにより、会社員は仕事に集中する事ができると思います。

フリーランスエンジニアになる前、会社員でしたが、不満ばかりでした。会社の一方的な指示の元、業務を行う事が嫌でした。しかし、フリーランスエンジニアになり、案件探し・経費処理・納税など自分で行う中で、「会社員時代は、会社から様々なサポート得ていた」と言う事に気づきました。

会社の良さに気づいた瞬間でした・・・。「会社の良さ」に気づけたのは、フリーランスエンジニアの一つのメリットなのかなと思います。

7⃣ まとめ

「一長一短」。

フリーランスエンジニアになって沢山の良い事がありました。しかし、良い事(メリット)だけではありません。フリーランスエンジニアになって、多くの困りごとや苦労も経験しています。そのため、フリーランスエンジニアとして働く事は、「一長一短」だと思います。

この記事ではメリットのみについて記載しましたが、別の記事では「フリーランスエンジニアのデメリット」についても、書いて行こうと考えています。