1⃣ 領収書とは
領収書って金額が書かれた紙切れ。だけど、収入や生活に直結する重要な紙切れ。
領収書の多さや金額によってその年の所得税、社会保険の金額が決まる。なので、フリーランスエンジニアにとって領収書をもらう事は、重要な仕事の一つ。
2⃣ 領収書争奪戦
ある日、同じプロジェクトで意気投合した2人の友人と3人で食事しました。
A:フリーランスエンジニア
B:IT系の会社員
自分:フリーランスエンジニア
店は、ステーキとかの肉料理が売りの結構高い所だった。金額の良い店だから、
「領収書はもらう!!」って決めていた。

領収書争奪戦の勃発
仕事やプライベートの話しで盛り上がって、楽しく食事を終えた。会計時、
お金を払い一枚の領収書がテーブルに置かれた。そして...自分の一言から「領収書戦争」が勃発。
自分「領収書、もらうね(笑)」・・・するとAが。
A「いやいや、今日は俺がもらうよ(笑)」
自分「今日はって・・・、前回俺がもらった?覚えてないけど。」声が高まる。
A「そっちが、もらったでしょ。それで次回は、こっちがもらうって話したじゃん」
B「・・・」
自分「えっ!?」
A「約束守れって!!」
自分「はっ!なんだそれ!!」
B「・・・」
こんな感じで、最初は笑い話だったけどだんだんとヒートアップ。
最後は、完全に言い争いになってた。A「分かった。もういいや」と言って立ち上がると、領収書を自分に向けて投げつけた。領収書は、自分のそばに落ちた「パサッ」。「ありがとう!!」と言ってもらった。
領収書を投げつけられて、内心はドキドキと頭がガンガンした。でも、ムカついてたので、余裕のふりをして受け取った。その日は、険悪なまま解散。Bは、ほとんど話さなかった。一番の被害者は、Bかも・・・

争奪戦の勃発原因
争奪戦の原因は、自分にあった。その時の自分は、まあ、なんと言うか、”イキッてた”時期で、フリーランスで経験・実績を積んで、それに比例して収入も増えた。
結果、自信がついて気が大きくなり、言葉や態度が横柄になりがちだった。そんな状態だから、Aの言ってる事を全く聞き入れず、自分の主張ばかりして争奪戦を勃発させた。

3⃣ 争奪戦のその後
争奪戦が勃発した日から、完全に関係は冷え切った。個別に会わなくなったし、飲み会とかのグループで集まった時も話しをしなくなった。完全な冷戦状態。その年の確定申告では、争奪した領収書は申告しなかった。その領収書を見ると喧嘩の事を思い出して凹んでしまうし、申告する事に罪悪感がワナワナと混みあがって来るから。後悔先に立たず・・・。
グレーな気分
今でも冷戦は続いている(まあ、かれこれ10年くらい。長すぎ!!)。正直、謝るタイミングも失った今、今更感に覆われてて関係回復のモチベーションが低い、でもず~っと、モンモンとしてる。争奪戦を思い出すと、気持ちはグレーになる。

ちなみに
ちなみに、後日知ったんだけど、領収書って店に頼めば、複数枚に分割して発行してくれるんだって!! えーーーーーーッ!今更、おそい・・・よ。

4⃣ まとめ
譲る余裕
余裕を持つ事が重要かなと。「その時もらえなくても、他でもらえればいいや」くらいに。それに、やっぱりお金よりも友達を大切にしないと。今思うと、争奪戦の時の自分の器の小ささに、本当にあきれるし恥ずかしい。なんか背中がムズムズする。ハア~っ。
領収書は切っても切れない奴
フリーランスになると、収入・仕事は保障されてないから。やっぱり、領収書の存在は大きい。でも、大げさな言い方かもだけど、「固執すると大切なモノを失う」リスクもある。まあ、諸刃の剣かな。なので、領収書との付き合い方は気を付けた方が良い。「切っても切れない紙切れ」だから、のんびり仲良く行きたい。
